製品版インストール手順

インストール

概要

この文書は 多数のお客様が、 分厚いinstallマニュアルを読むことなく Sonnetを短時間にinstallでき、 さらにそれに失敗した場合に有益な 情報を提供します.

実際に操作している動画もあります.

対象製品とバージョン

この文書はSonnet製品のバージョン18以後の製品版( Level2Basic, Level2Silver, Level3Gold, ProfessionalSuites)のうちWindows版について解説します.Linux版は英文マニュアル またはlinuxインストール手順を参照してください.また Sonnet Lite についてはこの文書でなく”ソネット入門” を参照してください.

対象user

  • 対象製品のデモ license を使おうとしている方
  • 対象製品を新規にご購入なさった方
  • 既に対象製品を使っていて、licenseファイルを更新しようとしている方

またソネット製品をお使いになるuser様はハイテク技術の研究開発に携わるエンジニアの方で、 これからinstallしようとしているPCに管理者(Administrator)としてログインでき Windowsの一般的な操作はもちろんタスクマネージャーやサービス,レジストリ エディターの操作や危険について,ネットワークにおけるIPアドレスの規則や名前解決,サーバークライアントモデルのアプリケーションの動作について大学工学部卒業程度の理解をお持ちだと仮定しています.

参考動画

実際に操作している動画もあります.

目次

対象製品→

 


目次↓

Level2/3
Pro Standalone
(nodelock license )
Pro Server/Team
(network license )
mwoint,Ebridge
(AWR社、Keysight社
インターフェースオプション)
サーバークライアント
1 まず確認すること
2 license managerの停止と古いserviceの削除  
3 古いversionの uninstall 
4 新しいVersionのinstall 
5 licenseファイルの指定  
8 license managerの起動  
9 network license を使う クライアントPC への install   
10 日本語マニュアルについて 
11 他社インターフェースのinstall   
12 トラブルシュート 
13 ファイアウォールに穴をあける  
14 remoteEMサーバーの設定  
15 グレードの一時的な変更(デモlicenseの場合のみ必要です)○ 
16 高度なライセンス設定 (非推奨)

重要 まず確認すること

以下はよく問題となる点です.

  • 重要 : このインストール作業の間はウィルス対策ソフトや ファイアウォールをOFFにしてください.インストールが終わってSonnetの動作が確認できたあとでセキュリティの設定を行ってください.そのために必要なら上司から許可やパスワードを得てください.ライセンスに関わる問題の8割はここが原因です.
  • 重要 : ライセンスファイル これからinstallするSonnet製品に対応したライセンスファイルを準備してください.ライセンスファイルは米国ソネット社から直接、登録された管理者の方のメールアドレスにお届けします.必ずメールに添付されているライセンスファイルを使ってください.ご自身で”ここにあるはず”と思いこんだフォルダを探ってそれらしいファイルを使わないでください.(これを試みた方の多くが失敗して動かなくなります.)

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license managerの停止と古いserviceの削除

  • 対象製品の古いバージョンがすでにinstallされている場合は、それをuninstallする前に、完全に停止します.
  • バージョンにかかわらずSonnet Lite/LitePlus がすでにinstallされている場合は、次の 古いversionのuninstallに進んでかまいません.
  • Sonnet製品がなにもinstallされていないなら、sonnetの installに進んでください.

古いバージョンのSonnetを起動し、セッションマネージャーで[Admin]-[License…]を選びます.

Sonnet Administration ウィンドウが開きます.左端の Setup タブを選び,中程右の [Lmtools…]ボタンをクリックしてください.

LMTOOLSが起動します. 左端の[Service/license File]タブを選び、 図の様に 古いSonnetのserviceを選択して下さい.

Sonnet以外の他のソフトウェアのライセンスに関わるserviceが表示されるかもしれません.それらを選択してはいけません.

中ほどの[Start/Stop/Reread]タブを選び,[Force Server Shutdown]にチェックをいれ,[Stop Server]をクリックしてください.

左下にStopping serviceとか、service stopped successfullとか状態が表示されます.時間が数10秒かかるかもしれません.もし停止に失敗したという意味の表示がでても心配ありません.それはたぶん最初から動いてなかったのです.

もし、他にもSonnetのserviceがあったら、すべて停止してください.

license managerが停止したことをを確かめましょう

Windowsのタスクマネージャを起動して、検索窓に “sonnetd.exe” と入力して,sonnetd.exe が動作しているか調べてください.

windowsの操作はバージョンや設定によってここで説明する例とは違うかもしれません.戸惑ったら検索するか周囲の詳しい人に聞いてください.

もし動いていれば上記の作業が失敗しています.右クリックして [タスクの終了] を選び強引に停止してしまいましょう.

同様に lmgrd.exe が動作しているか調べてください.もし動いていればこれも強引に停止してください.

さらに emserver.exe が動作しているかも調べてください.これはsonnetのremoteEMサーバーでライセンスには関係ありませんが,動いているならこのあとの古いバージョンのuninstallができませんから強引に停止してください.

左端の[Service/license File]タブを選び、 もし、図の様にSonnetのserviceがあったら、それを選択して

右から二番目の[Config Services]タブを選び、 [Remove Service]ボタンをクリックしてserviceを削除します.

もし、他にもSonnetの古いserviceがあったら、削除してください.Sonnet以外のserviceは残してください.Sonnet以外のサービスを消すと、対応するプログラムが動かなくなってしまいます.

LMTOOLSは閉じて sonnet task barやそのほかのプログラムをすべて閉じてください.次に古いversionをuninstallします.

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古いversionのuninstall

ここではsonnetの古いバージョンをuninstallします.製品版の古いバージョンだけでなく、もし Sonnet Lite/LitePlus がinstallされていたら、それもuninstallしなければ次の新しいVersionのinstallで失敗します.

windowsの[設定]-[アプリ]-[インストールされているアプリ]から[sonnet]を選んで[アンインストール]してください.

windowsの操作はバージョンや設定によってここで説明する例とは違うかもしれません.戸惑ったら検索するか周囲の詳しい人に聞いてください.

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新しいVersionの install

新しいバージョンをインストールします.

バイナリファイル(Sonnetのプログラムそのもの)をダウンロードしてください.

米国ソネット社のダウンロードサイトの説明を読んで理解してください.たとえば2023/5の時点では次のように書いてありました.

1. バージョン18.56の"setup_sonnet1856.msi"というファイルをダウンロードしてください
2. インストールするにはダンロードした .msi ファイルをダブルクリックし,スクリーンの表示に従ってください
3. ライセンスについては代理店に問い合してください.
4. 詳細なインストール手順もここに説明してあります.
5. ADS2021以上を使っている "Keysight ADS Interface"のお客様に限り
  1. このパッチ sonnet_ads_patch_2022_12_06.zip をダウンロードして
  2. ダウンロードしたファイルを展開し
  3.そこに含まれているREADME.TXTファイルに従ってください.

ダウンロードした”.msi”という拡張子がついたファイルをダブルクリックして起動するといくつか質問をしてきますが、すべてデフォルトのまま進めてかまいません.使用許諾書の内容はご理解の上 進めてください.

windowsのデフォルトの設定では拡張子msiは表示されないかもしれません.

一分ぐらいで終わりますからその間にタイトルバーに正しい version 番号が表示されているか確かめておきましょう.(もし18.51のように末尾が奇数なら,それは Sonnet Lite/LitePlus で、この文書の対象外です.)

[Finish]ボタンを押してインストーラーを終了させましょう. これから licenseの設定にすすみます.

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licenseファイルの指定

米国ソネット社からメールで届くライセンスファイルをPCに保存し、ソネットの実行ファイルにそのlicenseファイルの在り処を教えます.ライセンスファイルを更新するときはここでの操作だけです.

licenseは米国ソネット社からメールで届いているはずです.licenseの実態は licという拡張子のついたファイルです.

この添付ファイルを適当な場所に適当な名前で保存してください.この場所はこのあとで必要です.どこに保存したか覚えておいてください.

危険 : これまで使っていたSonnet.licをフォルダをほじくり返して探したり他のマシンから自分でコピーしてはいけません.そのSonnet.licはそのマシン用に修正されたSonnet.licです.メールに添付されてきた原本のSonnet.licを使って下さい.

Sonnetを起動してください.
インストールした直後なら、license に関するダイアログが開きます. もし開かなかったらセッションマネージャーで[Admin]-[license… ]で Sonnet Administration ウィンドウを開いてください.

[Local]を選んで、次に[Install New License File]ボタンで、上記でファイルを保存した場所を指定します.

たぶん多くのお客様は [Install license for all users]にチェックを入れておいたほうがいいでしょう.

[OK]で閉じます.

今installしようとしているマシンがnetwork license を使うクライアントマシンなら[Local]でなく[Remote]を選ばなくてはなりません.それについては 後述します.

これで “米国ソネット社からメールで送られてきたライセンスファイル”に, 動作環境に応じた変更が施され,その変更されたファイルが “Sonnetの動作に必要な適切な場所”に保存されました.
一時的に保存したファイルは消してしまって構いません. しかし米国ソネット社から届いたメールは保管しておいてください.もし再インストールが必要になったときに必要になります.

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license managerの起動

いよいよlicense managerを起動します.

セッションマネージャーで[Admin]-[License…]を選びます.

Sonnet Administration ウィンドウが開きます.左端の[Setup]タブを選び,中程右の [Lmtools…]ボタンをクリックしてください.

LMTOOLSが起動します. 左端の[Service/license File]タブを選び、 図の様に Sonnetのserviceを選択して下さい.[LMTOOLS ingnore license file path environment variables]にはチェックを入れて置いてください.

中ほどの[Start/Stop/Reread]タブを選び [Start Server]をクリックしてserviceを起動します.左下に”Server Start Sucsessful”などの起動成功を意味するメッセージが出るか確認してください.

[Server Status]タブを選び、 [Perform Status Enquiry]ボタンをクリックします. 右のスクロールバーを一番下までずらすと

Users of xgeom: (Total of 1 license s issued; Total of 0 licenses in use)


などの表示がみえるはずです.この例では “Xgeomの license が1個あって、 そのうち使われているのは0個だよ”と言う意味です.これでlicense managerが無事に動いていることがわかります.

セッションマネージャーで”Edit Project”-“New Geometry…”を選んでみてください.(LMTOOLSは開いたままでかまいません)

もしここで “Could not get license “というメッセージが現れたなら、 そのPCの内部の問題です.パーソナルファイアウォールが license managerとの 通信をブロックしている可能性があります. ウィルス対策ソフトやファイアウォールを取り除いて試してみてください.

無事に動いているようなら,PCの電源を入れるたびに、 自動的に license serviceが起動するように設定します.

LMTOOLSの[Config Services]タブを選び、 [Use Services]と[Start Server at Power Up]にチェックを入れて、 [Save Service]をクリックしてください.

windowsの”サービス”というアプリを使うとこの自動起動する設定を確認できます.

デフォルトでは,遅延起動(PCが起動直後多くのプログラムが起動して負荷がかかっている時間を避けて数分後に起動する)に設定されるので,license managerはPCの起動直後は動きません.

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network license を使う クライアントPC への install

まず、 ライセンスを受けたマシンでSonnetが動作していることを確認して下さい.そして、 クライアントPC で上に説明した

を実行してください.そしてその後で下記の作業を行います.

セッションマネージャーで[Admin]-[license… ]で Sonnet Administration ウィンドウを開いてください.

たぶん多くのお客様は [Install license for all users]にチェックを入れておいたほうがいいでしょう.

[Remote]を選んで、次に[License Server Hostname]にライセンスサーバーのホスト名を指定します.[OK]で閉じます.

セッションマネージャーで[Edit Project[-[New Geometry…]を選んでみてください.ここで “Could not get license “というメッセージが現れたなら、 このクライアントPCとライセンスサーバーの間のネットワークの問題です.名前解決,ルーターの設定など通信を妨害する可能性をお客様のネットワーク管理者と相談してください.

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日本語マニュアルについて

この文書を書いている2023/5の時点で,下記の実情から日本語マニュアルはサポートしておりません.

  • 英語であれ日本語であれマニュアルを読む方がほとんどいない
  • 無料の翻訳ツールが普及し英文のマニュアルの必要箇所をその都度自動翻訳することが容易になった.
  • 開発元がマニュアルよりオンラインヘルプを重視する傾向にあり,マニュアルよりもオンラインヘルプに情報が掲載されることが増えてきた.

無料のSonnet Liteを製品版とは別のPCにインストールし,ソネット入門にしたがって一通りの操作をお試しになることが最も近道です.その上で関心のあるトピックはオンラインヘルプを参照なさってください.

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他社インターフェースのinstall

[Admin]-[Third Party Interfaces… ]で Sonnet Administration ウィンドウを開くとThird Party とのInterfaceについての情報があります.英語ですが重要な情報がふくまれています.必要に応じて読んで指示にしたがってください.

  • Keysight ADSとのインターフェースはここからインストールする必要があります.(もちろんKeysight ADSのライセンスをお持ちで,SonnetのADSとのインターフェースのライセンスもお持ちの場合だけです.)
  • AWR Microwave Officeとのインターフェースは統合されていて追加インストールは必要ありません.
  • Cadence VirtuosoとのインターフェースはLinux版でのみ有効です.Windows版では使えません.

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トラブルシュート

ここまでの作業の結果それでもライセンスが得られない場合,”Could not get license“の資料にしたがってお客様自身でトラブルシュートを行うの最も早く問題を解決できるでしょう.弊社にご連絡頂いた場合でも”Could not get license“の資料に従ってお客様の状況を調べます.

ライセンス以外のインストールの問題は米国ソネット社のサポート窓口に自己診断ファイルを添えてお問い合わせいただくのが早い解決手段です.
重要 : 自己診断ファイルはセッションマネージャーで[Admin]-[Diagnostics… ] -[Trouble Report…]で作成できます.このファイルにはお客様のPCの内部の設定やSonnet自身のテスト解析の結果が含まれています.

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ファイアウォールに穴をあける

すべてが上手く動作したら 実際の運用を行う前にファイアウォールを元に戻し、 Sonnetだけが通過できるようにポート番号7852と7853の通信を許可してください.またremoteEMを使う場合はポート56150も許可してください.

ファイアウォールの設定方法は,それぞれのPCの環境やファイアウォール製品で違います. 以下は,ライセンスサーバーがWindows8で動作していて Windows8の付属のファイアウォールを使っている場合の例です.

初めてSonnetを起動するときに Windows firewallが 警告をだすかもしれません. 
sonnetdとの通信を許可してください.ポート番号はデフォルトでは7853です.

初めてSonnetを起動するときに Windows firewallが警告をだすかもしれません. 
lmgrdとの通信を許可してください. ポート番号はデフォルトでは7852です.

そのほかセキュリティソフトを使っている場合は、 sonnetdとlmgrdに例外許可を与えてください.Sonnetのバージョンが違うと別のプログラムだということに注意して下さい.今までSonnetが動作していたとしても,バージョンが変わるとファイアウォール の設定をやり直さねばなりません.

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remoteEMの設定

最初の段階として,remoteEMサーバーとして使う予定のPCで,remoteEMサーバーとしての設定と,remoteEMクライアントとしての設定の両方を行ってください.ここで問題が起こったら原因はその一台のPCの中にあります.

第二の段階としてremoteEMクライアントとして使う予定のPCでremoteEMクライアントとしての設定を行ってください.ここで問題が起こったらremoteEMクライアントPCとremoteEMサーバーPCの間のネットワークの問題です.名前解決,ルーターの設定など通信を妨害する可能性をお客様のネットワーク管理者と相談してください.

設定の様子を参考動画にしてありますからそちらもご利用ください.

remoteEMサーバーとしての設定

セッションマネージャーで[Admin]-[Setup… ]で Sonnet Administration ウィンドウを開いてください.

  1. 左のリストから[Em Server Settings]を選びます.
  2. [Use this computer as an EM server]にチェックを入れます.
  3. [Start]ボタンをクリックします.

少し時間がかかります.例えば10秒ほど待つと,黒いコマンドラインウィンドウが開きます.Sonnet Administration ウィンドウの左下の状態表示は”Server not running”から”Server running”に変わります.

[OK]で閉じます.

remoteEMクライアントとしての設定

設定

セッションマネージャーの[Admin]-[Setup… ]で Sonnet Administration ウィンドウを開いてください.

  1. 左のリストから[Em Server List]を選びます.
  2. [Add Server]をクリックします.
  3. 表のServerというカラムにEm Serverのホスト名を入力し[適用]ボタンをクリックします.
    • 重要 : remoteEMサーバーとして使う予定のPCで,remoteEMサーバーとしての設定と,remoteEMクライアントとしての設定の両方を行う場合は,ホスト名として”127.0.0.1″を入力してください.これは”自分自身のアドレス”を意味します.
    • 重要 : remoteEMクライアントとして使う予定のPCでremoteEMクライアントとしての設定を行う場合は,ホスト名としてネットワークで有効なIPアドレスかホスト名を入力してください.
  4. 上で入力した行を選択し,[Make Default]をクリックします.
  5. “This computer”の行の[Show]のカラムのチェックを外します.
  6. [OK]で閉じます.

複数のライセンスを購入している場合を除き,remoteEMを使う場合に”This computer”を”EM Server List”に載せてはいけません.emのライセンスを”This computer”が使ってしまうと,他の人は”remoteEM”サーバーは解析できなくなってしまいます.

remoteEMの確認

  1. Sonnet Administration ウィンドウの左のリストから[Em Server List]を選びます.
  2. 上で入力した行を選択し,[Remote Status]をクリックします.
  3. 新しいウィンドウが開き左上に例えば”Remote Server processsing 0 jobs” と表示されれば RemoteEMのクライアントとサーバー間で通信できています.
  4. [OK]で閉じます.

通信に失敗すると右のように通信に失敗した旨の表示が現れます.

失敗の原因についての重要な情報が記載されています.この例では

127.0.0.1 at 127.0.0.1:56150

127.0.0.1というPCのポート56150との通信ができなかったと書いてあります.

最初の段階として,remoteEMサーバーとして使う予定のPCで,remoteEMサーバーとしての設定と,remoteEMクライアントとしての設定の両方を行って問題が起こったのであれば,原因はその一台のPCの中にあります.

第二の段階としてremoteEMクライアントとして使う予定のPCでremoteEMクライアントとしての設定を行って問題が起こったのであればremoteEMクライアントPCとremoteEMサーバーPCの間のネットワークの問題です.名前解決,ルーターの設定など通信を妨害する可能性をお客様のネットワーク管理者と相談してください.

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グレードの一時的な変更(デモlicenseの場合のみ必要です)

製品版では,一時的にグレードを下げることができます. これにより評価ライセンスをご利用のお客様が, 様々な製品グレードを簡単に切り替えてお試しいただけることができます.

  1. Sonnet Session Managerのメニューで [Admin][License…]を選び,Sonnet Administrationウインドウで,右上端の[Restrict Suite]タブを選びます.(右図)
  2. 下表の様にグレードとオプションを選びます.
  3. [OK]ボタンでダイアログを閉じます.
  4. 警告ダイアログが現れたら[OK]ボタンで閉じます.
  5. Sonnet Session Managerとその他Sonnetのウィンドウをすべて閉じます.
  6. Sonnet Session Managerを開きます.
  7. “グレードを下げています”という意味の警告ダイアログが現れますから[OK]ボタンで閉じます.

下表は典型的なグレードとオプションの設定例です.

Level2Basic Antenna

Level3Gold Antenna

Pro Standard

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高度なライセンス設定

ラ例えば次のような高度なライセンス設定が可能です.ただし非常に事例は少なく,お客様自身の環境での設定は容易ではありません.どうしても必要な場合は Flexera社のドキュメント ”License Administration Guide“を参考に計画的に行ってください.(試行錯誤でやってみていつの間にやらで来てしまうような安易なものではありません.)

  • 複数のライセンスファイルを組み合わせたライセンスサーバー
  • 同じライセンスファイルを複数のライセンスサーバーで使用して,故障に備える.
  • ノードロックライセンスで不足した場合にネットワークライセンスを使用する

ライセンスやインストールの仕組みはSonnet社がFlexera社からライセンスを受けてsonnet製品に組み込んでいます.ライセンスについてのマニュアルもFlexera社のドキュメントをSonnet社がライセンスを受けてSonnetのお客様に提供しています.この仕組みはSonnetに限らず,ほとんどのCAE製品に共通です.
flexlmについて(wiki)

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