お問い合わせの際にお知らせいただきたい情報とその作り方をまとめました.問題解決のためには 1. お客様で起こった問題を弊社で再現するための情報(たぶん自己診断ファイルとモデルファイル) ,と 2. お客様が望ましいと考える結果はいかなるものか?を示す資料 が必要です.
ライセンスの手続きに関すること
下記のようなライセンスの手続きは弊社にご連絡ください
- 期限の切れたライセンスを再発行して期限を新しくする
- 他のPCへのライセンス移動,
- サポートサービスを長年受けられなかったライセンスをサポートのない永久ライセンスへの切り替えなど
- 期間限定ライセンスの期間延長
技術上の問題
技術上の問題はUSAの質問窓口“Ask a Question”をご利用になるとエンジニアに直接連絡できます.
インストールに関わる問題
インストール手順やCould not get licenseのトラブルシュートに従ってご自身でお調べになるのが最も早く解決できます.解決できないときは自己診断ファイルを添えてご連絡ください. インストールのトラブルの殆どはお客様のPCやネットワークのセキュリティによる制限に起因します.その場合弊社でお手伝いできることは限られています.おそらくお客様のシステム管理者の方の協力が必要になります.
異常な動作,バグと思われる現象
深刻なエラーメッセージが出て止まる,ポタンが機能しない,脈絡なく停止するなど,,
現象を再現できる資料をお送りください.自己診断ファイルの他,操作を記録した動画とモデルファイルなどが必要です.開発元たる米国ソネット社のエンジニアが現象を再現に努めます.現象が再現できれば原因の調査と対策が可能になります.
エラーがでた!
本当にエラーメッセージですか?[warning]なら放置していい場合がほとんどです.どちらの場合もすぐに閉じずにメッセージをすべて読んでください.ウィンドウの下に隠れている情報もスクロールして読んでください.ほとんどの場合原因はそこに書いてあります.もし書いてあることの意味が分からなければオンラインヘルプで検索して関連情報を探してください.
納得できない解析結果
[Brawse Example]で似た例題モデルが無いか探してください.似た事例の結果はどうですか?あるいは過去によくお問い合わせを頂いた”変な結果”の事例も御覧ください.それでもおかしい場合は次の資料を添えて“Ask a Question”に連絡すると良いでしょう.
- 現象を再現できる資料 : モデルファイル
- お客様が望ましいと考える結果はいかなるものか(What result should be ?)を説明する資料. 言葉での説明だけでなく図を添付して,複数の図がある場合はfig1.fig2…の様に図番をつけるとわかりやすいです.
2番目はめんどうなようですが非常に重要です.sonnetがモデルファイルに対して間違った解析結果を出力することは非常に稀です.2番目の資料がなければお客様が何を問題視しているのか?どうあるべきなのかわからないのです.
モデル作成や適切な設定の個別のご相談
恐れ入りますがお断りしています.メールの文面や,口頭での説明,イラストをまとめたパワーポイントの資料からお客様の目標や背景に適したアドバイスを差し上げることはできないからです.sonnetだけでなく,電磁界解析や数値計算の手法,電磁気や回路網に関する多くの資料や解説動画を用意していますからぜひご利用ください.
お送りいただく資料の作り方
自己診断ファイルを作るには[Diagnostics]-[Trouble Report…]
自己診断ファイルにはお客様のPCの細かな設定条件,テストモデルを実際に解析した様子など問題解決になくてはならない情報が記録されています.

モデルファイルを保存するには[File]-[Save]
モデルのみの保存は
[File]-[Save]
解析結果やグラフも含めて一つのファイルにまとめてパックするには
[File]-[Manage Project]-[Pack Project]

操作を録画するには
多くのツールがありますが,例えばwindows10以後では[xbox gamebar]というアプリが標準で入っているようです.[ゲーム]-[xbox game bar]でxbox gamebarを有効にすると,スタートメニューからxbox gamebarアプリを起動して,操作を録画して,動画ファイルをyoutubeにuploadできました(もちろんyoutubeの機能で公開範囲を限定できます)

