sonnet製品版はライセンスとリモート解析のためにwindowsのサービスの仕組みを利用します.windowsの標準の”アプリタスクマネージャー
“と”サービス
“を使うと,この動作や設定の状態を調べることができます.
サービスあるいはデーモンとは
サービスとは人知れず影で動き続けるプログラム.サービスプログラムとかサービスプロセスとか呼ぶこともある.windowsではサービスと呼ぶが,unixではデーモンと呼ばれた.sonnetに関係するサービスは次の3つ.
- lmgrd : sonnetだけでなく多くの有料プログラムに共通なライセンスの仕組みを提供する. 7852番ポートでsonnetdからのライセンス要求を待ち受けて,ライセンスを貸し出す.ここでのライセンスとはライセンスサービスを実行すること自体のライセンス.
- sonnetd : ソネット社独自のライセンスサービス.7853番ポートでsonnet社のプログラムからのライセンス要求を待ち受け,可能ならライセンスを貸し出す.
- remoteem : 56150番ポートで解析要求を待ち受けて,解析ジョブを実際の解析を行うプログラムに引き渡したり,解析結果を返す.
タスクマネージャー (windowsのアプリ)
これらのサービスの状態をwindowsから直接チェックするには”タスクマネージャー”を使う.
タスクマネージャーではwindowsで実行中のあらゆるプログラムが一覧表示され,メモリやCPUの使用量をチェックしたり,プログラムを強引に停止したりできる.例えば下の図ではsonnetd daemonが選ばれていて,サブメニューから”タスクの終了”を選べば強引に停止できる.
サービス (windowsのアプリ)
windowsが起動したときに
これらのサービスはwindowsが起動した時自動的に起動してほしい.なぜなら,例えばsonnetd.が動いてなければsonnetのプログラムはライセンスを得ることができない.
サービスアプリではwindowsで管理しているあらゆるサービスプログラムが一覧表示され,
- 現在起動しているかどうか?そして
- windowsが起動したときにそのサービスを自動的に起動するかどうか
の設定を見ることができる.
例えば下の図ではlmgedが現在実行中で,windowsが起動したときには”自動(遅延開始)”,つまりちょっと遅れて自動的に起動する設定になっていることがわかる.