xgeomがクラッシュする.再現性が不安定
- 現象
xgeomの何かの操作をしたとたんにxgeomがクラッシュする. エラーメッセージを残して停止してしまう.メッセージの内容も一定しないし, 何の操作で発生するかも,個々の環境や場合による.
- 対処
xgeomに関連するwindowをなるべく閉じて保存し,xgeomを再起動してみてください.[View]-[toolbox],[View]-[Readout],あるいは[window]-[tile]や[window]-[cascade]で無用なsubwindowが開いてないか調べて,無用なsubwindowを閉じてください.
上記の対処で問題が解決しないときは 次の方法を試してみてください.
- [File]-[Preferences]
- [General]tab
- [Ignore saved window properties]にチェック
- 原因
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V13のバグです.V14で修正すべき問題にリストされています. しかし, この問題はちょっとした対処や環境を変えるだけで現象が再現しなくなるので 2012/6の時点で原因を完全には特定できていません.
General導体モデルでLsを設定するとRrfが0とみなされる
- 現象
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- [circuit]-[metal type],[Add Planar]で新しい導体モデルを作ります.
- [Model]を[Genaral]に
- Lsに0以外の値を与えます.
- Rrfに値を設定しても解析結果に反映されなくなります.
- 対処
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genearl metalのパラメータ Lsに0にすることでBugを回避し
本来設定したいLsは genearl metalのパラメータ Xdcの関数の引数として与えます.
- genearl metalのパラメータ Lsとは別に 変数Lsを定義します.
- genearl metalのパラメータ Xdcとは別に 変数Xdcを定義します.
- genearl metalのパラメータ Lsの値は0に設定します.
- genearl metalのパラメータ Xdcの値は Xdc+(2*PI*FREQ*Ls/1E12)と設定します.
- 変数Xdc,Lsに本来指定したい値を与えます.
- 原因
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V13のバグです.V14で修正すべき問題にリストされています.
マーカー操作でemgraphが反応しなくなる
- 現象
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- emgraphで適当なファイルを開く.
- [graph]-[set axis...],[x-axis]タブを選ぶ
- [Autoscale]のチェックを外し,表示周波数範囲を狭める.
- グラフの右半分の適当な周波数にdata markerを置く
- マーカーを右クリックして[Search...]を選ぶ
- [Y-value]を選ぶ,適当な目標値を設定する
- [Search Left]にチェックする
- [Search]をクリックする
- emgraphが反応しなくなる.
- 対処
- [Search Right]を使ってください.
- 原因
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V13.54のバグです.V14で修正すべき問題にリストされています.
sonnetをアンインストールするとネットワークプロパティが開かなくなる
- 現象
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- sonnetをアンインストールし,PCを再起動します.
- ネットワークのプロパティを開こうとすると "予期しないエラーが発生しました"といわれる.ネットワーク自体は正常に動作を続けている.
- 対処
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Microsoft Support 文書番号: 824923 - 最終更新日: 2004年4月28日 - リビジョン: 1.2 ネットワーク接続のプロパティを開く際のエラー メッセージ "予期しないエラーが発生しました" にしたがって 次のコマンドをコマンドラインから実行すると解決します.
> regsvr32 ¥windows¥system32¥netshell.dll > regsvr32 ¥windows¥system32¥ole32.dll > shutdown -r -t 0
- 原因
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不明.windows XP日本語版と sonnetのおそらくVer10以後のすべてのグレードで発生します.windows 7では発生しません.またwindows XP英語版では確認されていません.
以下解決済み
[Circuit]-[Load Technologies]を使ったあと保存するとxgeomが死ぬ
- 現象
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- xgeomで新しいプロジェクトを開く
- [circuit]-[load technology]で適当なプロジェクトを呼び出す
- [File]-[save]を選ぶとxgeomが死ぬ
- Sonnet V13.52のLiteからProfessionalの全てで発生する. WindowsXpとWindows7の両方で確認済み
- 対処
- "load technology"でなくテンプレートを使ってください.
- 原因
- 不明
google日本語入力でxgeomのメニューが崩れる
- 現象
-
- xgeomで何かsonnetのモデルを開く
- [Analysis]-[Estimate Memory]を選ぶ
- [View Subsections]をクリックする
- xgeomのmenuが壊れる.
- xgeomの[File]-[Close]でモデルを一旦閉じて,もう一度開くと復活する.
- 対処
-
2011/2/22の時点で少なくとも
- sonnet 12.56
- Xp Professional Version2002 SP3
- Google日本語入力32bit版 1.0.556.0
- 原因
- 不明.2010/4/17の時点で,winXPとgoogle日本語入力の組み合わせだけで発生する.Win7やIMEでは発生しないし,もちろん海外での報告は無い.
異方性基板材料についての機能が隠されている
- 現象
- Sonnetでは基板材料のパラメータは等方性だが、実は11.54では実装されているにもかかわらず隠されている.
- 対処
- sonnet.iniファイルを探し、エディタで開く. sonnet.iniファイルはたぶんC:\Program Files\sonnet.11.54\dataにある.
そして[Xgeom] セクションに次の一行を追記する.
AnisotropicLayers=on
xgeomを一端閉じて開き、[Circuit]-[dielectric layers]でダイアログを開き [Edit]ボタンでさらにダイアログを開くと、 [Anisotoropic]というチェックボックスが出現する. - 原因
- Ver11.54で実装されたが、ドキュメントが間に合わなかったため、まったくアナウンスもされず、隠し機能にされた. Ver12で正式機能として公開されました.
Lite 11.53が動かない1
- 現象
- Sonnet Lite/LitePlus 11.53を実行しようとすると下記のエラーを表示して、実行できない
Attention! ERROR: Cannot execute : "C:\PROGRA~1\SONNET~1.53\\bin\\lmgrd.exe" -app -c C:\PROGRA~1\SONNET~1.53\licenses\sonnet.lic -l C:\PROGRA~1\SONNET~1.53/log/flexlm.log Error code = 2
- 対処
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- Ver.11.55を試してください.それでも解決しなかった場合下記の作業を試してください
- sonnet task barのメニューから [Admin]-[Diagnostics...]-[Enviroment...]を選んでください.
- そして、開いたダイアログボックスで [Use SONNETD_LICENSE_FILE and LM_LICENSE_FILE variables for licensing] のチェックを外してください.
- [OK]ボタンでダイアログを閉じます.
- 原因
- デフォルトでライセンスサーバーの在処を示す環境変数を参照する設定になっている.通常はこれらの変数の中身は空なので問題は起こらない.しかし、この環境変数を参照する他のプログラムや、有料のsonnetを使っていると、別のライセンスサーバーが設定されていることがある. その場合SonnetLite/LitePlusはそのライセンスサーバーと通信しようとして 失敗する.
Lite 11.53が動かない2
- 現象
- Sonnet Lite/LitePlus 11.53にライセンスファイルを与えても下記のエラーを表示して、実行できない
Sonnet Error- XG4740: Your Sonnet Lite registered license has expired.
- 対処
-
- Ver.11.55を試してください.それでも解決しなかった場合下記の作業を試してください
- 右のリンクのファイルを保存して、一回だけ実行してください.→ lite_reset.bat
- 原因
- Lite 11.53がラインセンスを管理する際のBugです.
ありえない電流分布あるいは遠方界放射が表示される
- 現象
- Sonnet Professional 11.52で co-calibrated portに正負のポート番号をつけたとき、異常な電流分布を表示する.遠方界放射は電流分布に基づいて計算するので、遠方界放射も異常な値になる.
ダイポールアンテナの異常な電流分布の例、(上)internal portを使った正常な電流分布 (下)異常な電流分布 (電流値のスケールが異常に小さい) - 対処
- この問題はV11.54で解決しました.
- 原因
- co-calibrationポート実装のバグです.
Netlist Projectが大幅に間違った解析結果を出す
- 現象
- 11.52で
- netilst projectを使っていて
- そのnetlist projectで hierarchy sweepで ABSを指定していて
- そのnetlist projectが少なくともひとつの subprojectを呼び出していて
- そのsubprojectの内 少なくともひとつのsubprojectが ideal componentか data file componentを使っている.
- 対処
- この問題はV11.54で解決しました.
100ポートを越える回路をbbextractでspice netlistに変換すると間違った答えをだす
- 現象
- 100ポートを越える回路をbbextractでspice netlistに変換すると、同じノードが間違った答えをだす.
- 対処
- この問題はV11.54で解決しました.
しかしこの問題に関連したほかの問題を検討中です.(2007/10/19) - 原因
- bbextractのbugです.
zonファイルとsonファイルのアイコンが同じで紛らわしい
- 現象
- zonファイルとsonファイルのアイコンが同じで紛らわしい
- 対処
- この問題を修正するには、次のように操作して、zonファイルのアイコンをV10と同じアイコンに設定します.
- エクスプローラの [ツール]-[フォルダオプション]を選びます
- [ファイルの種類]タブで、zonファイルを選択します.
- [詳細設定]ボタンをクリックします.
- [アイコンの変更]ボタンをクリックします.
- [このファイル内のアイコンを検索]欄で、sonnetをインストールしたディレクトリのdataディレクトリのsonnet.icoを指定します.
- OKや[終了]ボタンでダイアログを閉じます.
11をuninstallした後、 Lite/LitePlus 10.51をinstallすると Lite/LitePlus 10.51が起動しない.
- 現象
- Lite/LitePlus 10.51のsonnetタスクバー(sonnet.exe)が起動に失敗します.
- 対処
- regeditを使って HKEY_LOCAL_MACHINE --> SOFTWARE --> Sonnet Software -->
sonnet --> 11.52 を削除してください.
この問題は Lite/LitePlus 11では起こりません.
USAサイトのknownバグ
Sonnet USAのサイトにもV11のknow bugがまとめられています.(2009/2/16追記)
- Port and node numbers wrong for Data File or Ideal Components in the subproject
when you subdivide a circuit
projectをsubdivideで分割したとき、subproject中のcomponentやデータファイルのノード番号とポート番号が変 - Ports-only component is moved to level 0 when you subdivide a circuit
projectをsubdivideで分割したとき、ports-only componentが勝手にlevel0に移動してしまう. - Current Density Viewer will not open or does not display the correct colors
on a Linux system
linuxのemvuが正しい色で表示できなかったり、そもそもファイルを開けないことがある. - Conformal Mesh metal removed by em
during the analysis
解析中に、conformal meshを使った導体が無くなる! - Dielectric Layer Thickness Does Not Update Properly in the Dielectric Layers
window
誘電体層の厚さが誘電体層ウィンドウでうまく変更されない - Cannot open or analyze a project in Sonnet Lite
Liteでprojectを開けない、あるいは解析できない - Parameters named "Y" or "N" cause a file error
パラメータ名が"Y"とか"N"だとエラーになる - Ports Attached to Thick Metal May Produce Inaccurate Response Data
Thick metalにポートをつけると異常に大きな誤差が出る - Polygons with Diagonal Fill are Open Circuited
細い斜めの導体にDiagonal fillを使うと、導体が切れたかのような結果になる. - Netlist Projects Always Inherit Frequencies from Project Above Them
netlist projectで常に上位のnetlistの周波数設定を引き継いでしまう. - How to Detect Precision Problems
低すぎる周波数での誤差 - 3D Animation in Linux and UNIX linuxやunixでの3Dアニメーション
- Exporting the 3D View in Linux and UNIX linuxやunixでの3D表示の出力
- Ctrl-Z and Ctrl-Y do not work on the Sun platform SunでCtrl-Zや Ctrl-Yが効かない
- Hyperlinks in the PDF documentation do not work PDFマニュアル中のリンクが効かない
- Problems in the Microwave Office Interface when using version 7.05 of AWR's
Microwave Office
AWR Microwave Office 7.05での問題 - Browser crashes on HP-UX Operating System when attempting to access online
help
HPUXでonline helpにアクセスするとブラウザが死ぬ - Ports are numbered incorrectly in a Broadband Spice output file when the
number of ports is greater than 100
ポート数が100を超える場合に、bbextractの出力ファイルのポート番号が変 - Symmetry cannot be turned on when vertically oriented components are used
in a circuit
垂直方向のcomponentを使っているとき、Symmetryをonにできない - A subproject in a netlist cannot include an ideal component or a data file
component
netlist中のsubprojectがideal componentやdata fileを含むことができない - Non-de-embedded results are incorrect for negative numbered co-calibrated
internal ports
負のポート番号を持つco-calibrated internal portで de-embeddedしてない結果が変 - FLEXnet and Windows Vista Incompatibility
VistaでFLEXnetが動かない - A warning message is issued when attempting to reconnect to a Remote em
job
remote emに再接続したとき、警告がでる.