スケーラビリティ
開発段階と設備投資
電磁界シミュレータに関してはこれまで"スケーラビリティ"について議論されることはあまりありませんでした.しかし シミュレータ以外の設備に関しては、例えば
- 開発テーマの検討段階
- 基礎研究段階
- 1,2名のメンバーで正式な開発が始まった段階
- 4,5名のメンバーで量産に向けた開発
- 順調に事業化されて製品展開を行う段階
これらそれぞれの段階で可能な投資額や設備に要求されるパフォーマンスは異なっています. シミュレータに関しても、それぞれの段階に適したパフォーマンスと価格帯の製品を選択しなくてはなりません.
シミュレータ利用のノウハウ
シミュレータはそれぞれ特徴あるアルゴリズムをもち、それに応じた利用ノウハウがあります. 導入とそして利用を続けていくうちにそれらのノウハウはお客様に蓄積され、 それぞれの部門や社内ルールとして開発体制に組み込まれてゆくことでしょう. これこそ、研究開発や製造業にとってもっとも価値あるものですから、 もしシミュレータを変更したために、 一旦蓄積されたノウハウやルールを変更しなくてはならなくなると大変な損失です.
ソネットのスケーラビリティ
ソネットは無料のソネットLiteからProfessional版まで、
- 同じアルゴリズム
- 同じ操作
- 同じ日本語マニュアル
を使っており、単に 機能の制限によってクラス分け されています. 従って、業務の拡大や、開発メンバーの変化に対しても、これまでのノウハウを失うことなくアップグレードで対応することができます.