Microwave OfficeとSonnet
Microwave Officeは優れた高周波設計統合環境です.通信システムシミュレータ,高周波回路シミュレータ,レイアウトツール、さらには電磁界解析エンジンも備えています. でも、電磁界解析エンジンの性能はソネットの方がよさそうです.Microwave Officeをお持ちの方は、今すぐに両方を試してみることができます.
どうやって試すのか?
必要なもの
- AWR社のMicrowave Office(em socketを含んだライセンスが必要です)
- Sonnet(MicrowaveOfficeとのインターフェースmwointを含んだライセンスが必要です.無料のSonnet Liteでも動作します)
インストール
Microwave OfficeとSonnetを同じPCにインストールしてください.そして Sonnet Task barのメニューで[Admin]-[MWOffice Interface]を開きます.
使い方
Microwave OfficeのEM Structuresで右クリックして[Set simulator]を選びます.
AWR EMSight Simulatorを Sonnet 3D Planar Electromagnetic Simulatorに切り替えます.
いつものように解析すれば、電磁界解析だけをSonnetが引き受けて実行します. いつもより解析が早く終わることに気づくでしょうが、 Simulation情報を注意深く読まないと、その原因がSonnetのせいだと気づかないでしょう.
SonnetはMicrowave Officeのモデルをどのように解釈しているのでしょう?図のように[Open in Native Editor]を選ぶと、 SonnetのXgeomを使ってモデルを編集できます.
この方法では、解析条件をSonnet向けに細かく設定し、解析し、解析結果をMicrowave Officeにスマートに戻すことができます. 特に大規模な問題では、計算時間を大幅に短縮できるでしょう.
気に入りましたか?
無料のSonnetLiteでさえ、Microwave OfficeのEMSightより早く解析が終わります.製品版のSonnetならEMSightでは事実上解析不可能な電磁界解析を実行できます. 回路の入出力の不要結合や、バイアス回路の不要結合を考慮した設計には製品版のSonnetが必要です.製品版のライセンスをお試しください.