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SONNETは共鳴型ワイヤレス給電のアンテナ間の 共鳴現象を精密に解析します. 特に導体の近接効果,表皮効果などに基づく損失の解析精度が高く,電力効率が重要な解析に適します.もちろん周囲の物体や磁性体シートの存在も反映されます. 解析結果はネットリストに変換することもできますし,初歩的な電気回路の理論にもとづいて等価回路に変換することもできます.

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SONNETが適している理由

SONNETは共鳴型ワイヤレス給電が提案される以前から 高周波周波数フィルタの分野で実績を上げて来ました. その特徴はそのまま共鳴型ワイヤレス給電での電磁界シミュレータに必要な属性です.

1. 周波数範囲が広い

SONNETは低い周波数まで適用できます. 一般の高周波電磁界シミュレータの多くは1-10GHzでの利用を想定していますが, SONNETは10MHzでも多くの使用実績があります.

2. 共振の解析速度が速い

SONNETの周波数解析手法は, 他のどの高周波電磁界シミュレータよりも高速で,広帯域で,しかも高精度です. 広い帯域から鋭い共振を探し出す速度は 圧倒的です.

3. 導体損失の精度が高い

SONNETは導体を細かく分割して,導体中の電流密度を解析します.空間中の電界や磁界に基づく方法に比べて,導体に起因する損失をずっと精密に再現できます.

解析モデルの例

SONNETでは多層構造の導体パターンを電磁界解析します. 回路や部品定数でなく形状と材料パラメータを元に計算するので,形状は任意で,設計者が意図しない周囲の様々な影響も再現します. 詳しく...

二つのアンテナが対抗したモデル

それぞれのアンテナは基板両面の同一のパターンを並列に接続することで損失の低減を図っています.

距離と周波数特性

左のモデルの解析結果です.

試作したアンテナ

シミュレーションに基づいて実際に作ったアンテナです.

実験風景

シミュレーションに基づいて実際に,ワイヤレス給電の実験を行いました.

円形や中継アンテナ

正方形に限らず円弧や多角形, 複数の中継アンテナも解析できます.

銅線内部の電流密度分布

ソリッド線とリッツ線内部の電流密度分布の解析結果です.


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おすすめプランと概算価格

共鳴型ワイヤレス給電に適したSONNET製品の概要です. 概算価格と仕様は 詳しく...

構造共振周波数リアクタンス分損失分結合Sonnetのグレード
水平垂直のパターンのアンテナコイル単体 × × Lite/LitePLUS
ほぼ水平垂直のパターンのアンテナコイル単体 × Level2Basic Antenna
複数のコイルの結合,曲線のパターン,磁性体シートなど Professional

無料のリソース

電磁界シミュレータ SonnetLiteには 使用期間の制限もありません.
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